斉藤光学ブログ 観察のコツやマイクロスコープの情報などを掲載
何をどう見たいかで選ぶ、下からの照明
マイクロスコープには3つの重要な構成要素があります。
カメラ、レンズ、そして、照明です。
今までもブログで繰り返し、照明の重要性をご紹介しています通り、
弊社では簡易同軸落射照明、穴観察用の照明など、ユーザーのニーズに対応できるよう、様々なオプション照明をご用意しています。
今日はそんな照明の中から、ワークに下から光を当てる2つの照明をご紹介します。
①簡易暗視野照明 SKLS-D
半透明、透明なワークのキズ・欠け・クラックの検査や、粒子の形状検査に向いた照明です。
特徴は、正反射光が目に入らないので、「黒い背景の中にワークの輪郭がくっきり見える」ことと、
光の散乱によって「表面の色などが見える 」ようになることです。

粒子同士が凝集(ダマ)になっている状態や、 異物が混入している状態を圧倒的な高コントラストで確認できます。

再結晶化ミョウバンの形状確認

マスク繊維の密度や付着物の確認
検出力が高いため、製品のキズだけでなく、表面に付着しただけの「空気中のホコリ」も同じように白く光ってしまうので、検査前にはエアブローなどでホコリを飛ばしたりして、 環境を整えるとより見やすくなります。
また、キズやクラックの入り具合、微細なヒビを見たい場合にも向いています。

蛍石のクラックや欠け
② 面発光照明 IHMA-66/60W-V
同じ下からの照明でも、SKLS-Dが暗視野照明なのに対し、 面発光照明は明視野照明で真逆の照明です。

面全体から均一な光が真上に向かって広がるため、 白い背景の中に、ワークのシルエットが浮かびあがります。

サイズ違い混入の検査
粒子の外形や全体サイズ、ダマになっているかどうかなどの状態判定がしやすく、欠けや寸法違いの製品の混入などを見つけやすいという特徴があります。
暗視野照明と比べると光の拡散性が低く、光の回り込みを抑えたタイプなので、よりエッジの検出、輪郭の抽出に向いています。
また、筒状のワークなどを下から補助的に照らすことができるので、穴の奥を見る時に大変便利です。

φ0.75㎜伸線ダイス射出口のキズの確認
どちらの照明もデモ機のご用意があります。
マイクロスコープのデモ機を利用する際には是非、下からの照明もお試しください。
照明のみのご利用も可能です。
関連ページはこちら
よくあるご質問
よくあるご質問については、「FAQページ」をご覧ください。