斉藤光学ブログ 観察のコツやマイクロスコープの情報などを掲載

【画像計測ソフト】マイクロスコープで角度を正確に測る!「3点指定」と「4点指定」の使い分け

マイクロスコープで寸法や形状を測定する最大のメリットは、モニター上で拡大画像を観察しながら、対象物に触れずに高精度かつ簡単に数値化できる点です。

デジタル画像計測には、現場の作業効率を飛躍的に高める多くの利点があります。
非接触で測定可能: 柔らかい素材や傷つきやすい繊細なワークも、変形・破損させずに計測できます。
画面共有でミスを防止: 複数人で同じモニターをリアルタイムで確認しながら測定できるため、判定のばらつきや見解の相違を防げます。
優れたデータ保存性: 観察画像と測定結果をそのままデジタル記録として保存でき、検査トレーサビリティの向上に貢献します。

今回は、数ある測定機能の中から、現場でご要望の多い「角度計測」について、代表的な2つの計測手法(3点指定・4点指定)の使い方と使い分けを解説します。

1. 基本の計測方法「3点指定角度」

明確な「角(頂点)」が存在するワークには、最も手軽な「3点指定角度」を使用します。
(※自社ソフト「SK-Measure」の「角度」、および「WinROOF 2023 mini」の「3点指定角度」機能で計測可能)

【計測手順】

計測したい角の「頂点」と「両端」の計3箇所を直感的にクリックするだけで、内角の角度が瞬時に表示されます。

観察事例

カッターの刃の角度計測の画像

カッターの刃の角度計測
使用機種:SKM-V300B-FHD
倍率:40倍

ドリルのねじれ角の計測画像

ドリルのねじれ角の計測
使用機種:SKM-V300B-FHD
倍率:30倍

歯車の圧力角の計測画像

歯車の圧力角の計測
使用機種:SKM-V300B-FHD
倍率:約48倍

2. 頂点がない・丸いワークも測れる「4点指定角度」

工具や加工品などの角度を測る際、「頂点が丸まっている」「先端がフラットになっている」「角が摩耗している」といった理由で、どこを基準に測ればよいか迷った経験はないでしょうか。

このようなワークで威力を発揮するのが、「WinROOF 2023 mini」に搭載されている「4点指定角度」機能です。

これは「2本の直線が交差してできる角度」を算出する手法です。実際の頂点が欠けていたり曲面になっていても、辺のラインを指定するだけで交点を仮想的に計算し、正確な角度を弾き出します。

【計測手順】

1.基準となる1つ目の辺に沿って2点を指定(1本目の線を引く)
2.もう1つの辺に沿って同様に2点を指定(2本目の線を引く)
3.ソフトが2線の交差角(交点)を自動計算し、画面上に角度(°)を表示

観察事例

切削チップの角度計測の画像

切削チップの角度計測
SKM-Z200C-PC4 43倍

ドリルの先端角の計測画像

ドリルの先端角の計測
使用機種:SKM-V300B-FHD
倍率:30倍

まとめ

頂点がはっきりしているワークは「3点指定」、丸みがあるワークや先端が平らなものは「4点指定」と使い分けることで、あらゆるワークの角度計測を素早く、再現性高く行えます。

「手持ちのワークがうまく測定できるか試してみたい」「WinROOF 2023 miniやSK-Measureの操作感を体験したい」という方は、サンプル画像でのテスト計測やデモ機の

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FAQ よくあるご質問

よくあるご質問については、「FAQページ」をご覧ください。

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