斉藤光学ブログ 観察のコツやマイクロスコープの情報などを掲載

【工業用】失敗しないマイクロスコープの選び方!4つの重要ポイントを徹底解説

「導入したのにうまく見えない」「高スペックすぎて使いこなせない」… 
マイクロスコープの選定では、こうした失敗談が後を絶ちません。 
 
本記事では、工業用途で後悔しないための正しい選び方をメーカー目線で分かりやすく解説します。 

失敗しない4つのチェックポイント

1.【用途で選ぶ】PC接続か?モニタ直接接続か? 

マイクロスコープ選びで最も重要なのは用途です。
外観検査、測定用など、目的によって最適な仕様は異なります。
「何を」「どのように見たいのか」を明確にし、観察対象物に、必要かつ最適な機能を理解し、
それに適した機種を選ぶことが大切です。

A:工場ライン内で目視確認のために使用する場合→高画質で速い動きに対応しているモニター接続タイプ
B:観察画像の保存や計測が主な目的の場合→パソコン接続タイプ

2.【観察範囲・倍率で選ぶ】「何を見たいか」で決まる

【観察範囲から選ぶ】

デジタルマイクロスコープは、実体顕微鏡と異なり、使用するモニタやカメラの撮像素子のサイズによって倍率は変動します。観察範囲は一定であるため、マイクロスコープを選定する際、観察部位のサイズで必要な倍率を見つけることがお勧めです。

観察範囲からマイクロスコープを選ぶ表

【倍率から選ぶ】

斉藤光学のマイクロスコープは21.5インチフルハイビジョンモニタを使用して倍率を出しています。
考え方は色々ありますが、弊社では低倍率は60倍程度まで、中倍率は60倍~200倍程度まで、高倍率はそれ以上としています。
・低倍率(10〜60倍): 基板全体の観察、大きな部品の外観・傷チェック
・中倍率(60〜200倍): ハンダ付け状態、微細パーツの寸法測定、バリの確認
・高倍率(200倍〜): 決定的なクラック(ひび割れ)解析、金属組織の観察

マイクロスコープを倍率から選ぶ表

3.【照明・オプションで選ぶ】見え方は「光」で激変する

デジタルマイクロスコープのメリットは、観察対象物によってカスタマイズできるところです。対象ワークによっては、付属照明では見えない場合があるため、オプション照明や観察補助器具を提案します。 
 例)鏡面、フィルム→簡易同軸落射照明
   ハレーションが強いワーク→拡散フィルター、高輝度・拡散リング照明
   生物などの透明体→簡易暗視野照明
   穴や隙間→小径LEDリング照明小径リングライトガイド 
   ネジやビス→V型観察台  
   大きいワーク→大型スタンド

ボタン電池 SKLS-A(LEDリング照明)を使った画像
ボタン電池 SKLS-F2(簡易同軸落射照明)を使った画像

ボタン電池
SKLS-A(LEDリング照明)

ボタン電池
SKLS-F2(簡易同軸落射照明)

PCBのゴールドフィンガー SKLS-A(LEDリング照明)を使用した画像
PCBのゴールドフィンガー SKLS-K110D(高輝度・拡散リング照明)を使用した画像

PCBのゴールドフィンガー
SKLS-A(LEDリング照明)

PCBのゴールドフィンガー
SKLS-K110D(高輝度・拡散リング照明)

岩塩 通常のLEDリング照明を使って見た画像
岩塩 簡易暗視野照明を使ってみた画像

岩塩
SKLS-A(LEDリング照明)

岩塩
SKLS-D(簡易暗視野照明)

フォグランプの穴内の溶接部 SKLS-A(LEDリング照明)を使用した画像
フォグランプの穴内の溶接部 SKLS-C(小径LEDリング照明)を使用した画像

フォグランプの穴内の溶接部
SKLS-A(LEDリング照明)

フォグランプの穴内の溶接部
SKLS-C(小径LEDリング照明)

ネジ そのまま普通に観察した画像
ネジ V型観察台を使って観察した画像

ネジ
そのまま観察

ネジ
SKS-V01を使って観察

「自社に合う機種が分からない」という方はご相談ください。

4.【失敗例から学ぶ】最後は必ず「実際のワーク」で確認を!

仕様表だけで判断すると、「倍率が高すぎて視野が狭い」「ハレーションで見えない」「実際使ってみたらオーバースペックだった」といった失敗に繋がります。
最終的には、実際の検査対象で確認することが最も重要です。見え方や操作性は仕様だけでは判断できません。

斉藤光学では、実際の検査対象物で画質や操作性を確認できる「無料デモ機貸出」を行っています。
ぜひ導入前に、貴社の実際のワークで性能をご体感ください。

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FAQ よくあるご質問

よくあるご質問については、「FAQページ」をご覧ください。

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