斉藤光学ブログ 観察のコツやマイクロスコープの情報などを掲載

モニターを使った検査を快適に行う方法

「気分が悪くなって仕事ができない・・・」
今まで目視検査していた人がモニタで検査をするようになり、
検査対象物を動かした時に気持ちが悪くなってしまう、というご相談が時々あります。
いわゆる、画面酔いです。
視野内で物が大きく動くのに対し体は動いていないので、
自律神経が乱れ、めまいや嘔吐感につながるそうです。

折角、マイクロスコープを導入してもこれでは本末転倒。 
会社としても困ってしまいます。 
 
ある程度慣れも必要なのですが、実はいくつか画面酔いを防ぐポイントがあります。 
ご紹介しますね!

【ポイント1】 応答速度、リフレッシュレートの高いモニタを使う 

応答速度とは画面の色が別の色に切り替わるまでの速度のことで、
リフレッシュレートとはモニタが1秒間に画像を書き換える回数のことです。

モニタが4台並んでいる画像

物を動かした時に遅れなく滑らかに画像も動くことが、画面酔いを防止します。 
応答速度は5ms以下、リフレッシュレートは60Hz以上が良いようです。 
 
ただ、画像を出力する側(カメラ)のフレームレートを超えての変化はありませんので、 
ゲーミングモニタを使えばよいという話でもありません。 
ゲーミングモニタは高価ですし、カメラ側のフレームレートの確認も必要です。 
 (※フレームレート:動画1秒に何枚の静止画を使っているかを表した数値) 

【ポイント2】 ノングレアのモニタを選ぶ 

写真に「ツヤあり」「ツヤなし」があるように、 
モニタにも「グレア(ツヤあり)」と「ノングレア(ツヤなし)」があります。 
 
グレアは発色が良く黒が鮮明ですが、背景や光の映り込みも多く目が疲れます。 
ノングレアの方が、長時間の作業には向いています。

【ポイント3】 暗いところで作業しない 

画面から受ける光の刺激が強くなり過ぎて、調子を崩します。 
明るすぎるのもNGですので、ホドホドに明るい場所で作業をするのがベターです。

【ポイント4】 適度に休憩を入れる 

これは何の作業をしていても同じこと、 
適度な休憩を挟むことは作業効率を考えてもとても大事です。 
ずっと画面を見続けてると、酔いにくい人でも頭痛をおこしたりと不調の原因に。 
 
短時間から徐々に慣らしたり、適度に休憩を入れてください。

【ポイント5】 視点移動を少なくする 

近くで大画面を見つめると、目を大きく動かさなくてはいけません。 
視点移動距離が大きいほど疲れますし、画面酔いの原因に。 
 
モニタから少し離れて見るか、場合によっては小さめのモニタを使うという方法もあります。 
検査で指定倍率がある場合には、モニタの大きさを基準に別機種を検討することも必要かもしれません。 
 
また、検査に邪魔にならない範囲で、画面中央あたりに目印があると視点が安定しやすいようです。 
クロスラインを利用したり、モニタ上にターゲットマーク(+)のようなシールを貼るのも効果があったという話も。 
  
マイクロスコープじゃなくても、拡大鏡であれ、実体顕微鏡であれ、休みなく目を酷使していたら、誰でも具合が悪くなるものです。 
普段から体調を整え、休憩を取りながら、質の高い外観検査に斉藤光学のマイクロスコープをお使いください!

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